ビジネスマンズレビューとは

弊社が過去に実施したアンケートによれば、日本の事業会社が行ったM&Aは成功だったか?という問いに対して、実に7割近い経営者が「M&Aは失敗だった」と回答しています。失敗の原因として最も多く挙げられているのが、ターゲットの選定の失敗と買収後の統合マネジメントの失敗です。そして、自ら失敗を認める経営者は、M&Aの実行プロセスの中でデューデリジェンスを最も重視していないと答えています。

 

ターゲット選定はM&A戦略を実践する上で確かに最も重要なプロセスと言えます。しかしながら、問題視されるべきなのは、M&A実行プロセスの中で「このターゲット会社は当社の戦略上フィットしない」という判断をもって買収を取りやめるという意思決定が出来なかったことにあります。その原因の多くは、デューデリジェンスがそのような最も重要な課題を検証するという視点で実施されなかったことによる可能性は否定できません。

 

G-FASは、貸借対照表や損益計算書の内容を精査するという伝統的な会計デューデリジェンスの枠にとらわれることなく、対象会社が行っている事業実態を十分に調査し、投資に関するあらゆるリスクを洗い出すことを目的とするビジネスマンズレビューを実施いたします。このアプローチを取ることにより、買収目的への適合性判断及び買収後経営に資する情報提供、のれん価値の減損をもたらすリスク分析を含む包括的なデューデリジェンス業務を提供いたします。